ワーママぷらす

ワーママライフをテクノロジーでプラスに変える

保育園に入る前の心構え

園児 4月から子どもを保育園に通わせるご家庭は、保育園の入園説明会やら持ち物の準備やらで大忙しですね。

同時に育児休業から復帰するという方はそちらの準備もあれば尚更。

ちょうど1年前に育休から復帰し4月から保育園に子どもを預けることになった経験を通じて、保育園に入るにあたって考えておきたい親としての心構えをお伝えしたいと思います。

保育園に対する考え方、職場での振る舞い方、サポート体制についてまとめましたので、参考になればと思います。

 

保育園に対する考え方

保育園は利用させてもらっている

保育は今のところ小学校などの義務教育と異なり、サービスであって義務ではありません

保育園のルールや、保育園からの要望や指示があれば、基本的にはそれに従わなければなりません。

「お金を払っているんだから、○○してくれて当然」みたいな態度や考え方は好ましくありません。

サービスを利用させてもらう代わりに、お金を支払っているわけで、そこにどちらが上というものはありません。

もし伝えなければならないことがある場合は、お互いが対等であるということを前提に伝えるようにしましょう。

 

保育料は高くない

私の周りだけかもしれませんが、「保育料が高い」と不満を漏らしている人が多いです。

そうですか?

四六時中言葉の通じないモンスターの相手を自分一人ですることを思えば、かなり有り難いですし、適正な価格だと私は思います。

※これは公立か私立か、認可か無認可かによっても料金が変わってくるので一概には言えないのですが、参考までに私の周りでは「私立認可保育園」に通っている人が多いです。

 

こんなことを言うと「子どもに愛情のない母親だ」と思われるかもしれません。

しかし実際に「育児だけ」をしている母親は、「育児と仕事」をしている母親に比べストレスが多いとのデータがあります。

参考:子どもが育つ条件―家族心理学から考える

子どもは可愛いですけれど、正直育児はしんどいじゃないですか。

育児にかかるストレスの一部を担ってくれる保育園は何てありがたい存在なんだ!

と思いながら預けさせてもらっているので、保育料は奉納だとさえ思っています。

 

 

職場での振る舞い方

迷惑がかかることを伝えておく

入園の初月は俗にいう保育園の洗礼によって、保育園には殆ど通えないことも覚悟しておきましょう。

その後も残業ができない、急な呼び出しがあるといったことで、少なからず職場には迷惑がかかるはずです。

そのようなことが分かっている同僚や上司ばかりであればいいですが、当事者でないとなかなか理解できないと思いますので、事前に迷惑がかかるかもしれないことを伝えておきましょう

また急な早退や休みをした場合は、その都度、申し訳ない気持ちや、感謝の姿勢を表わすようにしましょう。

これだけでも周りの方の気持ちは変わってくると思います。

 

自分でボールを持たない

入園してしばらくは、いつ保育園から呼び出しがあるか分かりませんので、今まで以上に報連相をしっかりやった方が良いでしょう。

仕事の進捗状況を誰が見ても分かるような形で残しておいたり、仕事上のメールもCCに上司を入れておくなどして、自分がいなくても何のことか分かるようにしておきましょう。

自分しかできない仕事は保育園入園当初はできれば引き受けない方が良いでしょう。

子どもが熱を出して何日も仕事を休むことが続けば、その仕事が自分でストップしてしまい、職場に大きな迷惑をかけます。

これまでそれなりの責任を持って仕事をしてきた方には、今までとのギャップで葛藤があるかもしれませんが、今は仕方ないと割り切ることも必要です。

 

ちなみに時短勤務で給料が下がる場合、養育期間の見なし措置を申請しましょう。

将来の年金受給額が下がるのを防ぐことができます。

養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置 (日本年金機構

 

サポート体制

とにかく使えるものはなんでも使う!

時短家電

まず、ワーママの3種の神器と言われている、食洗機、衣類乾燥機、ロボット掃除機は必須です。

私も育休復帰前に全て揃えましたが、これがないと本当に回らないです。

初期投資は高いですが、毎日使うものですから1日に当たりに換算すると意外とそんなに高くありません。

それに育児期はとにかく

お金 < 時間

です。

時短できるものがあるなら可能な限り利用しましょう。

 

祖父母

実際のところ、私の周りでは祖父母に頼っている方が多いようです。

地方ですので、地元の企業に就職していて、実家も近い場合が多いからだと思います。

祖父母に頼ることは、それ自体は悪いことではないですし、気兼ねも少ないですし、お願いするのが一番助けになります。

しかし、この場合も「やってもらって当然」という態度は好ましくありません。

本来は自分たちでやるべきなのだけれども、そこを手伝ってもらって感謝している、という気持ちを持つことと、感謝をその都度伝えるようにしましょう。

 

ファミリーサポート(ファミサポ)

私の住んでいる市ではファミリーサポートといって、地域の方が他の方の子育ての援助をしてくださるサービスがあります。

私は利用したことはないのですが、登録だけでもしておくと、いざという時に安心だと思います。

急なお迎えを代わってもらったり、保育園の迎えができないことなどが分かっていれば日常的に頼んだりする人もいるみたいです。

事前に登録の手続きや援助をしてくださる方との面談がありますので、復職前に動くのがオススメです。

 

病児・病後保育

病児・病後保育が近くにあればラッキーです。

しんどそうでずっと寝ていないといけないような場合はさすがにお願いできませんが、保育園には行けれない体温だけど、元気はあるという場合に利用しています。

病院に併設されている施設であれば、何かあっても大丈夫だろうという安心感もあります。

お金はかかりますが、何日も仕事を休んでばかりはいられない時に利用しています。

事前登録が必要な場合もあるので、よく調べて早めに動いておきましょう。

 

ママ友

育児本で読んだ事例ですが、お迎えがギリギリ間に合いそうにない時に、ママ友の子と自分の子を一緒にピックアップしてもらうという手段もあるようです。

参考:マンガで読む 育児のお悩み解決BOOK

 

夫の協力

最後に書きますが、これが一番大事なことです。

仕事・育児・家事を全部1人でこなすのは絶対に無理です。

母親の身体的や精神的な負担を軽減するためにも夫の協力が必要ですが、子どもの成長にとっても父親が育児をすることが大事です。

 

帰りが遅いのであれば、保育園の送りをお願いするとか、土日の片方は育児を担当してもらうとか、色々できることはあると思います。

最近は昔に比べ土曜日の病院のパパ率が非常に高いことに驚かされます。

特に子供の保育園の送り迎えは、子どもの園での様子や園の対応の仕方、子供の成長を見る事ができおすすめです。

 

我が家も子どもの保育園の送りは父親担当です。

「今朝保育園の玄関前で大きい石見つけて全然そこから動かなかったわ~笑」(我が子は石が好き)

と話す姿は幸せそうですし、聞いているこっちも嬉しくなります。

 

結び

今でも自分に言い聞かせているのですが、保育園に入れたこと、育児休業をとらせてもらったこと、周囲の支えなど、全てのことに感謝しています。

保育園に入れないと職場に復帰できないですし、幸い職場環境にも恵まれており、復帰後も嫌味のようなことを直接言うような人もいません。

仕事と育児を1年間両立できたのは保育園、祖母、夫のサポートの力も大きく、感謝しかありません。

 

これから新しい生活が始まる方には是非「1人で頑張らない」ということを伝えておきたいです。

先程も述べましたが、仕事と育児の両立は1人ではできませんので、周りの協力が必須です。

しんどいと感じたら周りを頼ってください。

頼るのは甘えではなく、コントロールです。

 

仕事の場面で想像してください、処理しきれない量の仕事が目の前にある、さてどうしますか。

他の人の手を借りたり、納期を調整したりしますよね。つまりコントロールしますよね。

育児はやはり納期を遅らせる(ご飯を今日ではなく明日食べさせる?!)といったことは難しいので、他の手段を取らざるを得ません。

人間一人でできることはたかが知れていますので、他の人の手を借りて(外食するとか)やるべきことを処理する必要があります。

外食や惣菜でも子どものお腹が満たされれば結果は同じです。

やるべきことを満たすための一つの手段として「周囲に頼る」を是非心に留めておいて欲しいです。

 

 

できればもっと働きやすく、子育てもしやすい社会になれば良いのですが、まだまだ日本も過渡期なんでしょうね。

色々と不便はありますが、それでも何とか解決策を考えながら日々を過ごしています。

子どもたちの健やかな成長のためにも、親である私たちがいつも笑顔でいられることが一番大事です。

育児や仕事をされる方がもっと笑顔で過ごせるよう応援しています。