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【書評】不幸になる生き方

 

勝間和代さん著『不幸になる生き方』を読みました。

 

耳に痛いところも沢山ありましたが、

幸せになるために身につけておきたいことばかりです。

 

本書を読んだことを忘れないよう備忘録として残しておきます。

不幸への道を知り、幸福をつかむ
7つの法則
この本のゴールは、不幸になる生き方のパターンを知り、それを徹底的に避ける技術をあなたに磨いてもらうことです。幸福を呼ぶ行動習慣を身につけて、不幸な日々から脱出したという勝間和代が、「自分の軸」を持って人生を生きるための技術のすべてを公開。哲学的に考えこむより、幸せを呼びこむ習慣を実践することが人生を好転させる何よりの近道という渾身の一冊、幸福の技術指南書!  (Amazon 内容紹介より)

 

幸せになるために

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幸せになる方法というとかなり漠然としています。

 

お金持ちになること?

仕事で出世すること?

家族といつまでも仲良く過ごすこと?

 

幸せの定義は人それぞれなので

「コレ!」という方法はないと思います。

 

でも不幸になる方法はある程度決まっている。

 

じゃあそれを避けて通れば幸せに近づくんじゃないの?

 

そんな感じに私は本書の内容を受け止めています。

 

 

以下に「不幸になる人」として挙げられている要素で

特に私が注意しなければと思った箇所を列挙します。

 

 

不幸になる生き方

他責(たせき)の人

他責というのは、責任は他人にあると考えること。

他責の人というのは、簡単にいえば

「自分は悪くない!責任はアイツにある!」

と考えてしまう人のことです。

 

こういうと自分は違うと考えてしまいがちですが、

以下の口ぐせがないかチェックしてみてください。

 

「聞いていません」

「急に言われても」

「順序が違う」

 

 たまには言ってしまうこともあり、ギクリとしてしまいます。

 

このように

自分は悪くなくて、他人に責任があると考えると不幸になる

というのが本書の主な主張です。

 

 

他責の反対は「自責(じせき)」。

ものごとの責任は自分にあると理解している人。

 

勝間さんは幸せになるためには自責でなければならないと説明しています。

 

他責から自責になるには大きな壁を乗り越える必要があります。

でもそこを乗り越えないことには幸せは手に入らないという...

 

何とも耳に痛い話です。

 

 

理想・幻想を求めすぎる

自分に責任があると考えるのは間違いではない。

でも何でも完璧にやってしまおうとしても、それもまた不幸になるのだそう。

 

例えば

  • 仕事もできて
  • 上司にも後輩にも好かれ
  • 家事も完璧
  • 子どもは優秀
  • 夫婦関係も良好

こんな生き方憧れますよね。

 

でもこれは幻想。

 

自分で責任を持って行動するほど

「何でも自分でやらないと」と全能感にとらわれ

自分を追い詰める羽目に。

 

そうではなくて、

自分の限界を見極め、今自分ができることをやる

ことだけで十分に自責なんです。

 

ワーママさんは、スーパーウーマン的な人も多いように思います。

どうせ全部やることなんて無理なんだから、

自分のできる範囲でやっていけばいい。

 

時短家電を駆使したり

パートナーに頼ったり

ときには何かを諦めたり…

 

右往左往しながらでも前に進んでいく人生って素敵だと思います。

 

 

メンターを探してしまう

先生、師匠、メンター、呼び方はなんでも構いませんが、

メンターに見てもらうことで自分が満たされると思うのもまた危険。

 

承認欲求が強すぎると、

承認を求めるための行動に出てしまい、

結果として「空気を読む」などの行動につながります。

 

常に人とつながっていないと気が済まない

SNS依存のようになってしまうのは不幸以外の何ものでもありませんよね。

 

最近Twitterにはまっている自分がいるので、少し注意しようと思います。

 

 

「である」に執着しすぎる

学校の授業で『「である」ことと「すること」』という本を読んだ覚えがあります。

これは『日本の思想』という丸山真男さんの本に書かれている内容だったようです。

 

分かりやすい具体例として

会社の課長は、課長「だから」偉いのではなく、課長としての業務を「する」から偉いのです。

と書かれています。

 

私たちも、ワーママ「だから」みんな協力してよ!と社会に要求するのではなく、

ワーママとしての役割を遂行「する」ことで主張を受け入れてもらう必要があるんですね。

 

 

学校の教科書って今思えば役に立つ話がたくさんあったのに、

当時はあまり深く考えずに勉強していた気がします。

 

機会があれば丸山先生の本も読んでみたいと思います。

難しそうだけど…

 

幸せを一つのカゴに盛る

承認欲求の話と似ているのですが、

「幸せを一つのカゴに盛る」というのは

斬新な表現だと感じました。

 

  • 仕事だけが生きがいだ
  • 彼だけが私を理解してくれる

 

このように幸せの尺度を仕事や特定の人だけに依存させてしまうと、

それが無くなったときに一気に不幸になってしまいます。

 

色んなコミュニティに属し、色んな人と会って

特定のものだけに執着するのはやめましょうという話です。

 

 

非難体質の人が近くにいる

「あいつは○○ができない」

「だから○○さんはダメなんだ」

 

このようなことをいう人が周りにいませんか?

 

ネガティブパワーって自分で思うよりずっと強力で

非難体質の人が近くにいると

自分まで非難体質になってしまうんです。

 

 

これは実体験として理解している話で

前の職場の上司が完全にこのタイプでした。

しかも業務時間中も人や会社の批判ばかりしてうんざり。

 

このままこの上司の下で働くと自分もダメになる!

そう思って会社を辞めたのは悪い決断ではなかったと思います。

 

 

ただし、私たち自身も批判体質になってしまうのは簡単で、

もし誰かを非難しそうになったら

「あの人の何がダメなのか」ではなく

「なぜ、私はその非難をする必要があるのか」を考えると良いそうです。

 

WHAT思考ではなく、WHY思考でとらえる

 

これ、日常生活でも役に立ちそうなので

上の具体例を付箋に書いて手帳に貼っておきました。

 

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『不幸になる生き方』まとめ

厳しい言葉があふれていて

読んだ後は少し落ち込むかもしれません。

 

でも勝間さんはこうも言っています。

 

幸せになる方法は技術である。

 

すなわち技術を鍛えれば幸せになれるってこと!

 

 

私はなんて恵まれていないんだ~

あの人はいいな~

 

そんな風に考えてしまうことは誰でもあると思います。

 

それでも不運を嘆くのではなく、

自分で不幸の道を避けて通ればきっと幸せに近づいていく。

 

そうやって日々意識することが幸せへの第一歩なんじゃないかと思います。

 

 

できることからコツコツと。

さーて!私も頑張ろう♪♪

 

 

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