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わたし、大人の発達障害かも?と思ったら

正しいことを言っているのになぜか嫌われる

空気の読めない発言で場を凍らせたことがある

物をよく失くす

 

わたし、発達障害かも?と感じるあなたにお勧めの本をご紹介します。

 

もしかして私、大人の発達障害かもしれない!? 

 

普通に過ごしているのに何だか生きづらい?!

そう感じたときに一番初めに読んで欲しい本です。

 

  • 発達障害とは何か?
  • 大人になってから生きづらさを感じている
  • 発達障害を抱えてこれから生きていくには?

 

これらを初歩から詳しく解説してくれる「大人の発達障害入門書」です。

 

どうしても、「片付けられない」「大事な物をなくしてしまう」「仕事の期限が守れない」
「落ち着きがない」「思うようにいかないとパニックになる」「空気が読めないと言われる」……

子どもの頃から「苦手だな」と思うことがあった。それでも、とくに困らずそのまま大人になった人はたくさんいます。
しかし、こうした人の中には、社会に出てから「生きづらさ」が強くなり、悩み苦しむ人もいるのです。

「仕事や人間関係。がんばってるのになぜかうまくいかない」

それは、決して本人の努力不足ではなく、生来的に持っている発達のアンバランスさ、「発達障害」が関係しているのかもしれません。

発達障害って、なに?」
「もしそうならどうすればいいの?」

本人と周囲の人、どちらの立場の人も、 「心配だな」と思ったら、はじめに読んでほしい本です。(Amazon商品紹介より)

 

特性の凹凸+生きづらさがあって初めて障害となる

最近「発達障害」という言葉をよく耳にするようになってきました。

誤解を恐れず言いますと、発達障害というと生まれつきの障害があって、「普通の人」とは違うんだという認識があるかと思います。

少なくとも私はそう思っていました。

 

そんな風に「普通」に生きてきたつもりの私たちですが、大人になって生きづらいと感じることも増えてきます。

 

私たちが子どもの頃には発達障害についての情報や療育環境が少なかったこともあり、発達障害に気づいていなかっただけで、実は自分には障害があったのかもしれないとモヤモヤする大人が増えています。

 

本書では発達障害とは何か?から分かりやすく解説してくれています。

 

誤解を与えてしまう発言

忘れっぽい

 

これらは性格の特性とも言える部分で多かれ少なかれ誰でも持っています。

ここでは特性の凹凸と呼ぶことにします。

 

この特性の凹凸がある=発達障害ではありません。

 

特性の凹凸+日常生活の困難があって初めて発達障害であると著者の田中先生は定義しています。

 

特性の凹凸があっても日常生活に支障がなければそれで問題ないし、
支障が出ているなら何か対策をしましょうという流れです。

 

 

発達障害は「ここから」という明確な区切りではなく、連続体である

発達障害には主に2つあります。

 

自閉症アスペルガー症候群はこれまでも聞いたことがあったかもしれません。

  • 人の気持ちを理解するのが難しい
  • 自分の話したいことを話し続けてしまう
  • 生活リズムや独自のこだわりが強い
  • 感覚(音や匂い)に敏感

 

一方AD/HDはこのような症状があります。

  • 忘れ物が多い
  • うわの空でボーっとしてしまう
  • じっとしていられない
  • 考えずに行動する

 

何か自分にも当てはまるぞという項目はないでしょうか?

 

それもそのはず、発達障害とは連続体(スペクトラム)だから。

 

どの特性にも強弱があります。

忘れ物が多いのも、たまに忘れる、毎日何か忘れる、失くすと大変なものをよく失くすと様々です。

その特性が強くて、困っている、これが発達障害です。

 

「ここから」という区別があるのではないんですね。

 

発達障害」か「発達障害ではないか」という風に考えていた私にとっては目から鱗でした。

 

専門分野の人には当たり前のことかもしれませんが、私のような一般人にはこの解釈が理解されていないのではないでしょうか?

 

 

発達障害であっても「私」で伝える

発達障害があるからと言って

ー 私ASDだから人づきあいが苦手で

ー あの人の集中力ないよね、ADHDかな

というのは辞めてほしいと田中先生はおっしゃっています。

 

そうしてしまうと「発達障害の人」という風に捉えられてしまって、偏見や機会損失が生まれます。

 

そうではなくて

「言葉選びが苦手ですが悪気はないです」

「ルーティーンワークは得意です」

のように「私軸」で周囲に理解を得られるようにするというのが理想的です。

 

私たちは発達障害が何かを理解して欲しいんではなく、「私」を理解して欲しいんです。

 

 

まとめ

  • 特性の凹凸+生きづらさがあって初めて対策が必要
  • 発達障害は「ここから」という明確な区切りではなく、連続体である
  • 発達障害であっても「私」で伝える

 

今回この本を手に取ったのは筑波大学発達障害啓発マンガを読んで、「私も当てはまるかも」と思ったからです。

dac.tsukuba.ac.jp

 

空気の読めない発言が多かったり

友達が少なかったり

自分はどこか他の人とは違うんではないかと思っていました。

 

本書を読んで発達障害という診断名はそれほど重要ではなく、どう理解すれば良いか、どう伝えれば良いかが重要だと気づきました。

 

 

今「発達障害」という名前だけが独り歩きして、その本質は何かを知らない人が多いんじゃないかなと思います。

 

誰にでも少しは当てはまるところがあると思えば、他人事ではなく自分事として発達障害が理解できるようになります。

 

 

私もまだまだ勉強を始めたばかりですが、理解を深めることによって人と人との境界が薄まり、全ての人が繋がっている感覚が生まれてきたように思います。

 

ちょっと気になるところがあるなと思ったら是非読んでみてください!